人気ブログランキング |

<   2014年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

クリスチナ・ロセッティの “ ソング ”

b0168536_1944858.jpg
イタリヤ人の父とイタリヤ系イギリス人の母との間に生まれたファエル前派の中心人物ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティは詩人でもあり、画家でもありました。ルーツを追っていると彼には姉,弟,妹がいたことが分かりました。
 
姉のマライヤ・フランセスカは 大詩人ダンテに関する著作を発表し修道女となり、弟のウイリアム・マイケルはラファエル前派の活動を記録した批評家。
そして末の妹があの有名な“Who has seen the wind?”の詩を書いた詩人のクリスチナ・ロセッティだったのです。

クリスチナ・ロセッティの“ソング”に出逢ったのは中学時代・・“ジュニアそれいゆ”に紹介されていました。ファッションからポエムまでハイレベルな美意識で裏打ちされている何ともお洒落な雑誌でした。それ以来このソングを思いつめています・

             ソング 
           
        わたしが死んだら、 いとしい人よ
        悲しい歌など、 うたわないで 
        頭のところに、 バラを植えず
        木陰を作るサイプレスもやめて
        からだの上を緑の芝でおおい
        雨と露とで、 しめらせてください
        その気があったら、 思い出して
        その気になったら、 忘れて下さい

        物陰が落ちても、 目にははいらず
        降る雨でさえ、 もう感じない
        ナイチンゲールが悶えるように
        歌っていても、 もう聞こえない
        初めも終わりもないような
        薄明かりのなか、 夢を見続け
        わたしももしか、 覚えているか
        もしか、 忘れているのでしょう。

                岡田忠軒・訳
                 純愛の詩人
              クリスチナ・ロセッティ
                詩と評伝 より

当時紹介されていたのがこの訳詩だったかどうかは定かでありません。他の方も訳されているようですが、なかなか手に入りません。ご存じでしたら教えていただけませんか。

by pompolona | 2014-03-30 20:21 | ティータイム | Comments(1)

ラファエル前派展

b0168536_850063.jpg

東京六本木ヒルズで「ラファエル前派展」を見てきました。
ラファエル前派の原語はPre-Raphaelite Brotherhoodでラファエロ以前兄弟団と訳したものらしい。ジョン・エバレット・ミレイ、 ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウイリアム・ホルマン・ハントの3人の画家によって結成された。その少し後にロセッティの弟マイケル・ロセッティ(批評家)、コリンソン(画家)、スティーヴンス(批評家)、ウールナー(彫刻家)が加わった・・とあります。

ラファエロより前の時代を見直し自然を注意深く観察しリアルさを優先した描写と鮮やかな色彩が特徴的。グループとしての活動時期は数年と短いものだったようで、芸術性の違いや私生活のもめごとからやがて別々の道を歩みだす。今回はミレイの「オフィーリア」、ロセッティの「プロセルピナ」、「ベアナ・ベアトリクス」など絵画72点がテート美術館より貸し出されている。チケット売り場から行列、中に入ってからも徐々にしか進まず特に人気の作品の前は中々動きません。

ミレイの「オフィーリア」
シェイクスピア劇「ハムレット」・・恋人に父親を殺されて悲しみのあまり気が狂って川で溺死したオフィーリアを描いたもの。
b0168536_237867.jpg

この絵を初めて目にしたのは、2008年4月オランダのマウリッツハイス美術館でした。こじんまりした美術館でこの時は人も少なく、お目当てのフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」「デルフトの眺望」は絵の前に立ってゆっくり鑑賞することが出来ました。
ちょうどこの時、別の階では英国テート美術館から貸し出されていたミレ展も開催されていました。予定外だったのですがこの偶然に感謝してチケット売り場に走りました。日本では考えられないくらい人影がまばら照明の所為でしょうか、展示全体が日本より明るかったように思います。別世界にいるような不思議な感覚でオフィーリアを独占しました。

モデルのエリザベス・シダルはアトリエに用意された浴槽に衣装を着けて浸かったまま長時間動けず、風邪をひいて寝込んでしまったのだとか・・彼女は後にロセッティと結婚します。2年後彼女は薬の過剰服用で亡くなってしまう。ロセッティは妻の死の悲しみを・・詩人ダンテが見初めた永遠の女性ベアトリーチェ(恵みを与える女の意)の死と対応させて「ベアナ・ベアトリクス」を描いたとされています。
b0168536_8554622.jpg

by pompolona | 2014-03-30 14:53 | ティータイム | Comments(2)

3月のフォト・・ぶらり散歩“下北沢”

小田急線と井の頭線が交差した駅を降りると北口にはアジアや中南米の雑貨を揃えた店や古着屋が軒を連ね、小劇場やライブハウスも点在南口にはレトロなカフェやヨーロッパ雑貨のユニークな店が続く。「シモキタ」と呼ばれるこの街は若者たちの文化発信地なのだ。
雑多だけれどお洒落なこの街はどの路地奥も、どの裏通りも見逃すことが出来ないのだぁ。 あっという間に帰りの時間に・・現在は小田急線の地下化工事が進行中、それに伴う駅前再開発で下北沢の街は大きく変わってしまいそう・・
b0168536_14394821.jpg
b0168536_14403861.jpg
b0168536_14445730.jpg
b0168536_14455027.jpg
b0168536_1446519.jpg
b0168536_14484913.jpg
b0168536_14494982.jpg
b0168536_14503650.jpg
b0168536_14514825.jpg

by pompolona | 2014-03-23 15:14 | 写真 | Comments(0)